逃がしてしまう
- 景山陽
- 1月3日
- 読了時間: 1分
今冬は、鳥絡みで撮影したいシーンがいくつかある。鳥絡みと言っても、全て植物の生態に関わるシーンでもある。
鳥がノイバラの実を食べるシーンは、撮りたいシーンの内のひとつだ。
ノイバラの実は、鳥に食べられることによって遠くまで運ばれ、糞として排出される。
そうして落ちた場所が種にとって条件の良い場所であれば、春に芽生える。
ノイバラの実を食べるのはツグミやジョウビタキ等、ありふれた鳥なのだが、僕は野鳥撮影の経験が浅いため、どうやってアプローチしたら良いのかいまいち分からない。
とりあえずノイバラが生えている場所で、横に車を停めて、車内でひたすらに待ち伏せする方法をとることにした。
付近でヒヨドリの声がするが、1時間ほど待っても実には来ないので、少し休憩をしようかと車から出た瞬間、ジョウビタキがノイバラの薮から飛び立った。
どうやら目を離している間にノイバラの実を啄みに近づいて来ていたらしく、それを僕が車から出たことによって脅かしてしまったようだ。
やってしまったなぁ。
その後、しばらく待ってみたが鳥は全く来なかった。
明日の朝、リベンジしよう。

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