旬が過ぎた
- 景山陽
- 3月17日
- 読了時間: 2分
朝6時に出発。山梨周辺は強風の予報。
今日こそ、花粉が山から煙のように飛ぶ様子が撮れるかもしれない。
数日前の日記で「今年はもうこれがラストチャンスかも…」みたいなことを書いたと思うが、今回が本当のラストチャンスだろう。
僕は、金がかかるので高速には滅多に乗らないが、今日は気合いが入っていたのですぐにでもフィールドに着きたくて高速を使った。
結論から言うと、今日も撮れなかった。
最初に向かった静岡のフィールドは、スギの雄花が結構落ちてしまっていてピークからは程遠い状態だったし、その後に向かった身延町も、スギが風で揺さぶられても花粉が出ている様子は見られなかった。もう、旬が過ぎてしまったのだ。
植物の撮影は、旬が過ぎてしまうと手も足も出ない。

帰宅後、2日前に採集したスギの雌花の様子を見たら、見事に受粉滴を分泌してくれていた。
屋外だと、風や日差しが強い日は受粉滴が蒸発しやすいので、1度屋外に持ち帰った方が撮影しやすいのかもしれない。
今年は、他にもいくつかの植物の受粉滴を撮影する予定だが、今のようなノウハウが分かればそこまで苦戦しないだろう。
今回失敗した花粉飛散のシーンみたいに、1度も目撃したことの無いシーンの撮影は、そもそも写真を撮る段階まで辿り着けないことが多く、撮影時間よりも移動時間の方が長かったりと、ひたすらにもがく事になる。
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