芽生えの癖
- 景山陽
- 1月28日
- 読了時間: 2分
冬のうちに雑草の種を採集しておいて、芽生えを撮影し始めている。
芽生えの撮影は、ただ種を湿らせて発芽させるだけと言えば簡単だが、実際には難しい部分がある。
発芽から本葉の展開までを連続写真で撮るならば、その間にカビやコケが発生するかもしれないし、植物の種類によっては、扱いに癖があるものもある。
例えば、カタバミの芽生えは、真横からローアングルで撮影しようとすると、本葉がやや上を向いているせいで、本葉の形をわかりやすく写すことが難しい。そこで、上向きになっている本葉を真横に向けようとピンセットや指で調整するのだが、芽生えたばかりの本葉はデリケートで、触れると直ぐにへにゃへにゃになってしまう。
そこで、光を横から当てて、芽生えが光を求めて横向きに傾いたところを撮影したりするのだ。

カタバミの芽生え

夜、カタバミの芽生えの様子を見たら、葉を折りたたんでいるのを発見。就眠運動だ。芽生えの小さな本葉でも就眠運動は起こるのか。
そういえば、大豆の芽生えも就眠運動で葉を畳むんだっけか。埴沙萠さんの植物記にその様子が載っていたのを覚えている。
ダイズの芽生えはやや大きくて、室内で撮るとセットの作り物感が強く出てしまうだろうから、撮影するとしたら庭の方が良いだろう。
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