芽生えでわかる花の色
- 景山陽
- 2024年5月13日
- 読了時間: 2分
アサガオの花には幾通りの色が存在するが、その中でも定番は赤色の花と言えるだろう。
次点で青や紫が人気で、白色の花が本の中で取り上げられているのは記憶に無い。
どうせ写真を撮るのならド定番の赤色が良い訳だが、当てずっぽうで種を植え、花が咲いて初めて花の色が判別できるようでは効率が悪い。
そこで、アサガオの将来咲く花の色を見極める方法に、茎の色を調べる方法がある。
上の写真を見てみると、3枚それぞれの茎の色が違うことがわかるだろう。
1番左側の緑色の茎を持つ芽生えは、将来白色の花を咲かせる個体。
中央のピンク色の茎はピンク色の花。
右側の赤色の茎は赤色の花を咲かせる個体だ。
ただ、ピンク花の個体と赤花の個体は茎の色の違いがかなり絶妙な為、なるべく両方残すようにしている。
白色花は違いが一目瞭然なので直ぐに間引く。
久保秀一さんが撮影を担当されている偕成社発の「カラー自然シリーズ アサガオ」にはこの茎の色と花の色の違いが取り上げられており、僕はこの本でアサガオのあれこれを知った。
もう発売されてから40年以上が経っている本なのだが、写真のクオリティが滅茶苦茶に高い。
これは久保秀一さんが撮影を担当されている殆どの本に言える事だと思う。
もし、理想の自然写真家は?と聞かれたら、屋外での生態写真は埴沙萠さん、屋内でのスタジオ撮影は断トツで久保秀一さんと答えるだろう。
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