終わる前に
- 景山陽
- 2024年4月18日
- 読了時間: 2分

数日前まで花粉で真っ黄色だったクヌギの雄花は、昨日と一昨日の強風ですっかり花粉を出し切ったようで、茶色く色褪せていた。
時期に、役目を終えた雄花は地面に落ち始めるだろう。
雄花の時期が終わるということは、雌花の時期も終わりかけ。
実はクヌギの雌花の写真をまともに撮ったことがなかったので、今のうちに撮影しておきたい。
クヌギの雌花はとても小さいため、マクロ撮影時の被写界深度不足を補うために深度合成が必須。
そのため、外でちゃんとしたクオリティで撮影しようとすると、僅かな風でぶれてしまい撮影が困難なので、家に持ち帰って撮影することにした。

クヌギの雌花。この黄色い部分に花粉が付けば、受精して小さなどんぐりの赤ちゃんになる。

冬を越した2年目のドングリも撮影しておいた。
クヌギのドングリは、受粉してから身が成熟するまでに2年を要する。
1年目はまだ小さい姿のまま冬を越し、2年目の春から急激に大きくなり、ドングリらしい姿へと変貌する。
同じドングリでも、ドングリが出来るまでの期間がコナラの2倍かかるので、その分定点撮影がとても難しいドングリだ。
僕はコナラのドングリの定点撮影はやったことはあるが、クヌギのドングリの定点撮影はやりと遂げたことが無い。

クヌギの隣に生えていたオニグルミ。
葉が展開すると同時に雄花を伸ばし始めていた。これの花粉が飛ぶ様子を撮影してみたいのだが、果たして撮れるだろうか?
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