紫色の花粉
- 景山陽
- 2024年8月3日
- 読了時間: 1分
クサギの花を探しに、林道を散策。
どこにでもありふれた植物ではあるが、いざ探そうとなると、どこに生えていたか全く思い出せない。
結局、一時間ほど林道を探して諦めかけた帰り道に、近所の林で見つけた。

クサギ(臭木)と書くくらいなので、葉をちぎったりすると独特の悪臭があたりに漂う。ピーナッツのにおいを濃くしたような香りだ。
一方で花は柔軟剤のような良い香りがする。この芳香で虫たちを誘い出すのだろう。

花の一つ一つはこんな形。雄蕊が長いので、大型のチョウがポリネーターになるのだと思う。
そして、僕的に一番のお気に入りポイントが、この珍しい花粉の色。

拡大するとさらにわかりやすいが、なんとクサギの花粉は紫色をしているのだ。
花粉と言えば黄色を連想する人も多いだろうが、このクサギのように、変わった色をした花粉を持つ植物がたま~にある。
Comentários