標高を上げる
- 景山陽
- 2024年5月18日
- 読了時間: 2分

標高1700m地点、ムラサキケマンが花盛りだった。
盆地では4月の中旬に最盛期を迎えていたので、ここは普段通っているフィールドに比べて一か月ほど春が来るのが遅いようだ。
逆に、春が来るのが遅い分、冬が来るのは早いのだが。

わざわざ標高を上げたのは、5月の初旬に撮り損ねたアカマツの花粉飛散を撮り直すためだ。
しかし、来るのが10日ほど早かったようで、雄花はまだ咲き始めと言った段階。まだ花粉を飛ばす準備はできていないようだった。

タンポポの花粉を食べに集まるハムシの仲間。ルリマルノミハムシだろうか。ハムシハンドブックを買っておくべきだった。
ストロボ光だけで撮ると本来の色とかけ離れて写ってしまうので、シャッタースピードを下げて自然光とのミックス光で撮影した。そうすると綺麗に青色が出る。

民家があればどこにでも生えているマツバギク。
記憶違いなのか、間違った記事を読んでしまっていたのか、僕は数日前までマツバギクの種は雨水で流されて運ばれる雨滴散布だと勘違いしていたのだが、どうにも違うらしい。
先日、なんとなくネットで検索をしてみてもそれらしい情報が一件もヒットしなかったことで己の勘違いに気が付いた。
もし雨滴散布をする植物ならば力を入れて撮影をしようと、生えているのを見かけるたびに写真を撮り集めていたのだが、その努力は徒労だったということだ。

帰る途中に見つけた、カエルの看板。
おそらく描いてあるのはトノサマガエル。
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