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根は難しい

  • 景山陽
  • 2024年10月24日
  • 読了時間: 2分

畔で、オオバコの花が咲いていた。

もう花期は終わりかなと思っていたが、10月後半にも花は咲かせるようだ。

ちなみに、上のブラシ状の白いものが雌花で、下の紫色のものが雄花。

雌花よりも雄花を下に咲かせることで、雄花の花粉が雌花に付いて同花受粉するのを避けているらしい。

オオバコは、花粉飛散を撮ろうと何回か挑戦してみたのだが、今シーズンはついに満足のいく写真を撮れなかった。

来年に期待。

ツユムシやヤブキリ等、バッタの仲間の中には、植物の花びらや花粉を食べてしまう種類が結構いる。

植物は蜜をあげる代わりに花粉を運んでもらいたいのに、彼らは蜜にはほとんど目もくれず、花びらばかり食べるので、植物にとってはかなり迷惑な存在かもしれない。

数日前に持ち帰っていたコナラのどんぐりが発根し出したので、定点撮影の準備をすることに。

前シーズンの冬もコナラの芽生えは撮ったのだが、今シーズンは根が伸びていく様子を地中断面で定点撮影したい。


時々思うのだが、植物の生態写真で一番難易度が高いのは、根の定点撮影ではなかろうか?

もちろん、開花や結実の定点撮影も難しいのだが、根の地中断面の定点撮影は、起きるトラブルの量が、他の撮影の比では無い。

根が虫に食べられたり、カビたり、地中断面が崩れてしまったり。

そのようなトラブルが数ヶ月の間起こり続けるので、失敗する確率がかなり高い。


根の地中断面の定点撮影を高いクオリティで撮影出来ているのは、日本では埴沙萌さんと久保秀一さんくらいな気がする。


埴沙萌さんは、おそらく木箱のような容器の中に地中断面を作っていたのだが、以前それを真似してみたら、木箱がカビてしまったり、木材が反ってしまったりで土がこぼれて失敗してしまった。

安物のパイン材を使ったのがいけなかったのだろうか?

今年は、ありとあらゆる方法を試してみて、根の地中断面のノウハウを手に入れたい。









 
 
 

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