栗の中から
- 景山陽
- 2024年10月14日
- 読了時間: 1分
朝、「カリッカリっ」と言う小さな音で目が覚める。
音は枕元に置いておいた栗の中から響いている。
音の正体は、クリシギゾウムシの幼虫が外に脱出しようと栗の殻を削る音だ。
脱出をいち早く察知できるように栗を枕元に置いておいたのだ。
殻を削る音は小さいのだが、僕は神経質で眠りが浅いので、その僅かな音をアラーム替わりに目覚めることが出来る。
幼虫が殻を削ると、殻の一部分が盛り上がり始めるので、どこから出てくるのかはすぐに分かる。
カメラとストロボをセットし、あとはひたすらに待つだけだ。

クヌギに産卵するクヌギシギゾウムシの写真は二年前に撮影した。そして栗に産卵するクリシギゾウムシも今回撮影できた。
あとはコナラに産卵するコナラシギゾウムシの写真だけ撮れていない。
シギゾウムシ系の中では、コナラシギゾウムシが一番定番だと思うので、今月中に何としても撮影しておきたい。
栗の中から脱出する様子をタイムラプスにしてみた。
動画の最初から脱出するまでは、約5時間ほどだ。
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