巻き付くモード
- 景山陽
- 2024年8月2日
- 読了時間: 2分
昨日の夜から、アサガオのツルが支柱に巻き付く様子を定点撮影している。
アサガオのツル運動は、定番中の定番なので多くの自然写真家が撮影をしているけれど、おそらく一番クオリティが高いのは久保秀一さんの写真だろう。この手のスタジオで撮影する写真は、久保秀一さんの写真をお手本にして撮影することが多い。

ネットで調べればお手本の写真は幾らでも出てくるが、一応本の中で写真がどのような使われ方をしているのか確認しておく。
左の「カラー自然シリーズ アサガオ」は偕成社から出版されている本で、久保秀一さんが撮影を担当されているが、40年前に出版された本とは思えないクオリティだ。
右の「しぜんキンダーブック アサガオ」も、開花や結実のシーンは鈴木庸夫さんが撮影されているようだが、ツル運動のシーンの写真は、おそらく久保秀一さんのものだと思う。

支柱を探して

触れると…

巻き付き始めた。
アサガオのツルは、適当に支柱に触れさせておけば勝手に巻きついてくれると思うかもしれないが、実はそこまで単純でも無いことに気が付いた。
ツルを無理やり支柱に触れさせても、巻き付かずに離れてしまうことが殆ど。
ツルに自発的に支柱に巻きついて貰うには、ツルが「支柱を探すモード」に入っている時に支柱に触れさせる必要がある。
ツルは、支柱が無い状態である程度伸びると、支柱を求めて回転運動をし始める。これが、ツルの「支柱を探すモード」だ。
一見簡単に見える撮影も、やってみると知らないことがたくさんある。
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