千葉最終日
- 景山陽
- 2024年8月15日
- 読了時間: 2分
今日で千葉での滞在は終わり。山梨へ帰ることになる。
家族が帰りの準備をしている間に、少しだけ川沿いを散策する時間が作れた。
ただの散歩のつもりだったので、装備はボディ1台とマクロレンズのセットのみ。ストロボも三脚も無しだ。
河川敷の植物たちは朝露をたっぷり纏っていて、少し歩くだけでズボンがびしょびしょに。

カタバミの葉に、水滴が連なっている。
これは、単なる朝露ではなく、葉の縁にある水孔から出た水分だ。
植物の排水行動、植物写真家の埴沙萌さんは、「植物のおしっこ」と呼んでいた。

マツヨイグサのしおれかけた花にセイヨウミツバチがやってきている。
マツヨイグサは、夜に咲いて朝には萎れるため、主な花粉媒介者はスズメガの仲間とされているけれど、朝早くに様子を見てみると意外にハチの仲間が多く来ていたりする。
ただ、口吻の短いハチ達はスズメガのように花筒の奥にある蜜を吸えないので、あくまでも花粉を目当てにやってきているのだろう。

茂みのキンエノコロが、歩を進める度に花粉を撒き散らしていたので、花粉飛散の撮影にチャレンジしてみることに。
この手の撮影は三脚を立てて腰を据えて撮影しないとロクな写真にはならないが、40点くらいの写真は撮ることが出来た。
背景の朝露が大きい丸ボケになってしまい、飛び散った花粉と重なってしまっているのがマイナスポイントだ。

イネ科の植物が折りたたまれて、中に小さな巣が見える。中身は開いて確認していないが、コマチグモの仲間だろうか。
13:00過ぎ、千葉県を出発して甲斐市の自宅に着いたのが15:30頃。
千葉は、12年以上を過ごした場所なのに、やはり街中に行くと疲れる…
もう山梨か長野でしか落ち着けない体になってしまった。
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