ブレの表現
- 景山陽
- 2024年11月27日
- 読了時間: 2分
アカマツの実が空中で回転する様子を撮影しようと、2日ほど粘ってみたが、かなり難しいことが分かった。
何が難しいのか、苦戦する原因はいくつかあるが、一番難しいのはスローシンクロによるブレの表現が上手くいかないこと。
「マツの実は回転しながら落ちていく」という説明をするには、写真のマツが回転していることがわかるようなブレを表現しなければならない。
実際に撮ってみると、くるくる回転していることがわかるような残像が中々写ってくれない。

回転するアカマツの実
あと、フレーム内にアカマツの実を入れることが難しく、ピントを合わせるのが至難の業。
風をまっすぐ飛ばすためのミニ風洞を作ったは良いが、僕の作りが悪いのか、数分間ホバリングしてくれるような実は一つも無い。
金をケチって、板を釘ではなくボンドでくっつけたのがいけなかったのだろうか?

先日、有線のレリーズが壊れてしまい、半押しが利かなくなってしまったので駅前のヨドバシカメラで新しいレリーズを買ったのだが、それがとんでもなく使いづらかった。
半押しと全押しの加減が難しく、プロキャプチャーモードで半押しのまま待機しようとすると、いつのまにか全押ししてしまっていてシャッターが切られていたなんてことが多々あった。
もう使い物にならないので、分解して、自動撮影カメラのセンサーとカメラをつなぐコードとして使うことにした。
レリーズコードは分解すると、4本のケーブルが出てくる。
詳しい説明は省くが、そのうち3本のケーブルがそれぞれつながると、シャッターが切れるようになっている。
僕は今、野外で使う自動撮影カメラは全て焦電型赤外線センサーをつかっているのだが、やや精度にかけるきらいがあり、より細かいシーンを撮るのであれば、赤外ビームセンサーを使うのが確実な気がしてきた。
去年、アカネズミを撮影したとき、アカネズミが倒木の上を走る速度が速すぎて、センサーが反応してからシャッターが切れるまでのラグがかなり致命的だったのだ。
ただ、ビームセンサーを使ったとしてもシャッターが切れるまでには少しのタイムラグがあるので、それを予測してカメラアングルを調整しなければならないだろう。
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