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ピーキング

  • 景山陽
  • 2024年11月29日
  • 読了時間: 2分

早朝5時、朝飯前に山梨北部へ向かう。

雑草の小さな芽生えに霜が降りている様子を撮影したいのだ。

植物には「ロゼット」という、葉を地べたに張り付けたような越冬形態がある。

秋に芽ばえる植物なんかは、霜が降りるような時期になる前に急いで成長し、1、2ヶ月かけてロゼット形態に変化していく。

しかし、実際には晩秋以降の小春日和に発芽してしまう芽生えも沢山あり、それらは冬が来て霜が降りるとダメになってしまうことが多い。

小さな芽生えに霜が降りている写真が撮れれば、そんな事情を写真で説明できると思った。


フィールドに着いてみると、残念なことに霜が全く降りていない。恐らく、今朝は曇りだったからだろう。

晴れていれば放射冷却が起こり、霜がよく降りる。


地面に羽のような実が沢山落ちていた。ユリノキの実だ。

木の高いところから剥がれ落ちた実は、風に乗って遠くまで散布される。

ミラーレスカメラにはピーキング機能といって、ピントがあっている部分が液晶画面上で赤く表示される補助機能がある。僕はこの機能を常にONにしていて、マクロ撮影なんかではもうこれ無しでは撮影ができないのだが、最近になってこの機能を過信しすぎているが故の失敗をするようになった。

絞りを開けて浅いピントで撮影する時、ピーキングで赤く表示されているからピントは大丈夫だろう、と撮影結果をよく見ずに撮影を終了してしまい、後で画像を見るとピントが微妙にズレているなんてことが結構ある。今日もまさにそうだった。

深度が浅い場合は、ピーキングで被写体が赤く表示されていたとしても、必ずしもピントが合っている訳では無いということを、肝に命じなければならない。





 
 
 

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