チャンスを逃した
- 景山陽
- 3月14日
- 読了時間: 2分
自治体のHPで、山梨市に大きめのツバキが植えてあるとの情報を目にしたので見に行ってみることに。山梨は、ツバキが植えてある場所が意外に少ない。
いざ現地に着くと、植えてあったのはツバキではなくサザンカだった。全く違うじゃねぇか!
仕方ないのでアブラナの花でも採集して帰ろうと思ったら、太陽がぼやけて景色が霞んでいることに気がついた。確か、春霞って現象だ。
一応撮影しておきたいので、予定を変更し、急いで街を見渡せる高台へ向かう。

何かうまく写ってくれないな。
春霞の原因は、空気中の塵や花粉らしいのだが、日本にスギが大量に植林される以前の大昔からこの現象は知られていたようなので、花粉が主な原因とまではいえないだろう。
良さげな高台を探していたら、あっという間に12時。もう少しでバイトに行かなきゃならない。元々予定していたアブラナの採集は諦めよう。そういえば、ソメイヨシノの蕾の断面も撮らなきゃならないんだった。
野菜の世話もしなきゃならないし。
帰宅前、何となくウェザーニュースをチェックしたら、身延町の風速が昼過ぎから6msを超えるとの予報。
やばい、スギ花粉の飛散が見れるかも!と舞い上がったのだが、よくよく考えたらこの後バイトがある。
どうする?最後の切り札、熱が出たんで休みますを発動するか?と思ったのだが、流石に出勤時間の30分前にそれをやるのは信憑性に欠けるし、人に迷惑をかけてまで写真を撮りに行ったとして、結局撮れなかった場合の精神的ダメージがデカイ。仕方ないのでしぶしぶバイトに行くことにした。バイト中はずっと、心ここにあらずだ。
誤解のないように書いておくと、僕はズル休みをしたことは無い。1年以上前に1回だけ、バイトがあることを忘れて山に行ってしまい、呼び出しの電話がかかってきたことはある。
帰宅後、やはりまだ未練が残っており、Twitterで「身延」の地名で検索をかけてみた。
すると、「今は身延に近づくな!杉花粉で風が黄色い🤣」というツイートを発見。
また俺はチャンスを逃したのか。
もし身延に行けていれば、大規模な花粉飛散が撮影できたに違いない。
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