ススキの蜜
- 景山陽
- 2024年8月5日
- 読了時間: 2分

開けた空き地に、ススキの大きな株が点々と生えている。
よく似た植物に、オギがあるけれど、ススキは上の写真のように株ごとにまとまって生えるのでわかりやすい。

茎の先には、まだ小さい穂が芽出しを始めていた。

こちらの穂なんかを見ると、いかにも「イネ科」と言う感じがする。
田んぼに植えられているイネの穂みたいだ。
もう2,3週間もすれば穂も完全に開き、雄花が咲き始めるはずだ。

茎の方に、何やらアリが集まっていた。葉の付け根に盛んに顔を近づけている。付近にはアブラムシもたかっている。
なんと、ススキにも花外蜜腺があるようなのだ。初めて知った。

花外蜜腺と言えば、マメ科やウリ科の植物が有名だが、ススキにもあるという情報は今までに聞いたこともなかった。
もしかしたら、僕が知らないだけで花外蜜腺を持つ植物はかなり多いのかもしれない。
8/6 追記(おそらくだが、ススキに蜜腺があるのではなく、ススキアブラムシの仲間にアリがたかっているだけかもしれない。ただ、アブラムシがいない場所にもアリがたかっていたので、真相はわからない。)

ススキの撮影後、ひまわり畑へ向かった。
蕾が太陽の動きに合わせて傾きを変える日周運動を撮影しようとしたのだが、今日みたいに薄曇りで日差しが弱いと、茎が大きく傾いてくれないようで、撮影は失敗した。
さて、今週末に予定していた子供と植物の撮影は、悪天候によりまた中止になってしまいそうだ。
今回の撮影には、背景が青空であることが求められる。
もうすでに悪天候で一回延期してもらっているので、これ以上の予定変更は流石に心が痛む。
もういっそ、曇りの日の撮影で妥協するしかないのではないか? と思ったのだが、一瞬でも そのように思ってしまった自分が恥ずかしい。
少しでも挽回できる可能性があるなら、予定調整だろうがモデル探しだろうが限界まで粘らなければ意味がないし、将来の自分のためにもならないことに、後から気が付いた。
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