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風化する

  • 景山陽
  • 2024年4月2日
  • 読了時間: 2分

今日は寒々としていて、ヒートテックのうえにパーカーを羽織っただけでは鳥肌が立った。

鳥肌を立たせながら農道を歩いていると、ハコベが沢山咲いていた。

とりあえず全体がわかる写真を一枚撮影。

次に、このハコベの種類を調べるために、識別ポイントの写真をアップでいくつか撮影しておく。


茎を見てみると、紫色で、片側に毛が集中している。


花のアップ。

花柱は3本、雄蕊は7本


おそらくだが、上の写真のハコベは「コハコベ」という種類だ。よく似た種類にミドリハコベと言うのがあるらしいが、ミドリハコベは茎が緑色という記述があったので区別がつく。


山ではダンコウバイが花盛り。


午後からバイトがあるのでお昼頃には撮影を終えて帰路に着いた。

帰り道、野生化したアブラナが道端に咲いていたので白バック用にいくつか採集しておき、ついでに死んだはなちゃんに備える分も採集しておいた。

あの世なんてものがあるのかなんて分からないし、花を供えて死んだはなちゃんが喜んでくれるとも思わない。これは自分を救う一種の儀式のようなものだ。

はなちゃんが死んで半年経つが、半年も経てば人は悲しみからほぼ立ち直り、日常生活をそつなくこなす。

悲しみは思い出へと変貌していき、風化する。


一方で、俺は決してこの悲しみを忘れてないからなと周囲にアピールするように、犬の仏壇に花を添えたり、水を頻繁に変えたりしている自分がいる。

理屈では説明できないのが、人間の感情だ。

いや、説明できないのではなく、説明されたくないだけかもな。

 
 
 

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