野菜の本
- 景山陽
- 2024年8月16日
- 読了時間: 2分
ここ最近気になっていた本を買った。

岩崎書店から出版の「やさいのはな なんのはな?」だ。
野菜の花を題材にした科学写真絵本は珍しく、僕の知識が正しければ、類書は埴沙萌さんの「やさいの花」くらいだと思う。

写真を担当されている網野文絵さんは、農業カメラマンという肩書きで活動されているようだ。
失礼ながら、僕はこの本で初めて網野さんの名前を知ったのだが、今、農作物を撮るカメラマンはかなり少ないらしいので、凄く珍しい存在な気がする。
インスタグラムをやられているみたいなので、少し覗いて見たら、とても明るい方のようで、少し衝撃を受けた。
農家の人に写真を撮らせてくださいと声をかける時も、物怖じしないのだろうなぁ。

庭で育てているヒマワリが花を咲かせた。
本当は蕾から開花までを定点撮影したかったが、千葉に行っていたせいで開花に立ち会うことができなかった。
今年はなんだかんだ言って開花の定点写真を撮れていない。
一応、去年撮った写真がストックにはあるのだが、かなりの寄り気味で撮ってしまっているので、細長い比率などにトリミングする余裕が無く、本の中ではかなり使いづらい写真だろうと思う。
今からでも間に合うので開花を撮っておこうか。
ヒマワリの花を拡大すると、花が二種類咲いている。

中心部分には筒状の花が。これは雄蕊だ。

外側には花粉をたっぷり付けた雌蕊が開いている。
ヒマワリの花は、外側から中側にかけて徐々に開花が進んでいく。
蕾だったところは雄蕊に、雄蕊だったところは雌蕊にすげ変わってゆく。
タンポポやセンダングサなど、キク科の花全般に言えることだが、ここらへんの管状花の話は少しややこしい。

もう既に花を咲かせたヒマワリの茎をよく見ると、葉の付け根に小さい芽が並んでいる。
この脇芽は、放っておくとまた花を咲かせる。
ヒマワリは毎年のように育てているが、脇芽を撮るのは初めて。
せっかくだし、これも定点撮影しておこうと思う。
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