街中でも
- 景山陽
- 2024年8月14日
- 読了時間: 2分
千葉二日目。
午前中、祖父の畑に向かった。

畑に来たのは、土を分けてもらうためだ。
街中の、ちんまりした畑だが、堆肥だの籾殻だのを使って土を作っているため、庭の質の悪い土とは訳が違う。
植物の芽生えをスタジオでセットを組んで撮影する際、ホームセンターの用土を使うのと畑の土を使うのとでは、写真の出来がかなり違ってくるのだ。
畑の土はホームセンターの用土と違ってキメが細かくて柔らかいし、不純物が入っていないので見た目も良い。
色が明るい茶色なので、写真に撮ると明るい印象になる。良いことずくめだ。
今回は、20Lの袋を4袋分ほど貰った。
使い回すことを考えると、半年ほどは余裕で持つだろう。

午後になると少し雨が降ったが、それもすぐに止んだ。ずっと祖父の家にいるのも暇なので、周辺を少し散策することに。

養老川。ここは海が近いので汽水域だ。
海に向かうにつれて、京葉工業地域の石油コンビナートが沢山見えてくる。

川沿いの公園で少し休憩。
ソメイヨシノの幹に黄色い物体が。

黄色い物体の正体は樹液。

ソメイヨシノの幹を見渡すと、あちこちにアブラゼミが見つかる。
よく見ると、針状の口を幹に刺して樹液を吸っている。

アオスジアゲハのオスがメスにアプローチをかけていた。
アオスジアゲハは、クスノキがある場所なら大抵目にすることができる。
クスノキは公園によく植えられているので、街中に意外と多い蝶だ。
適当に散歩をしてスナップを撮るつもりだったが、気付いたら街中でも自然写真を撮っていた。
明日、山梨に帰る。
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