葉中の星
- 景山陽
- 2024年11月1日
- 読了時間: 1分
早朝、山に仕掛けたカメラの様子を見に出かける。定期的に管理しないと、雨避けの袋の中に虫が詰まっていたり、湿気でストロボが故障してしまう。

彩雲が出ていた。
現地に着くと、カメラが倒れていた。おそらく2日前の強風のせいだろう。もっと安定した三脚を使えばこんなことは起こらないのだが、山に放置する機材は多少作りが甘くても安ければ安いほど良い。
とはいえ、強風の度に倒れられたら面倒なので、三脚の足をキャンプ用のペグで固定してみようかな。
撮影画像を確認すると、タヌキやテンが写っていたのだが、全部ピンぼけ。
おそらく前回カメラをセットした時に、僕がピントリングの調整を忘れていたのだろう。たまに自分でもありえないと思うようなミスをする。

全ての画像がピンぼけだった。

アゲハの幼虫に食われてボロボロだった庭のミカンの木が、少しづつ元気を取り戻してきた。もう幼虫がいなくなったので、新しい葉を展開し始めたのだ。

ミカンの葉を、太陽の光に透かしてよく見ると、小さなつぶつぶがたくさん見える。

これは油点という器官で、中には匂い成分が入っている。葉を揉むと、この油点が破壊されて柑橘類の良い匂いがしてくる。
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