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自家受粉

  • 景山陽
  • 2024年4月5日
  • 読了時間: 3分

今日も朝からオオイヌノフグリの定点撮影。

本当はタンポポの開花も撮影したいのだが、オオイヌノフグリの方がタンポポよりも先に旬が過ぎてしまうので、オオイヌノフグリの撮影を優先することにしている。


初めは屋外で撮影しようとしたのだが、昼頃から雨の予報だったため、室内での撮影に予定を変更した。

オオイヌノフグリの室内での定点撮影は何度か挑戦しているが、いずれも開花が不完全だったり、花が夕方になっても閉じなかったりと、失敗続きなためにあまり良い印象が無い。


そこで今日は、前回や前々回の失敗を踏まえて、温度や光の条件が屋外とほぼ同じになるように、シャッターを押すタイミング以外はずっとオオイヌノフグリをベランダに置いておくことにした。

また、撮影時にも、なるべくLEDの光が長時間当たらないようにして、花が光の影響を変に受けないように気を付けてみた。


この作戦が功を奏したのか、なんと今日は正常に開花から閉花を撮影することができた。

以下、連続写真。

7時頃  蕾は閉じている。

開き始めた



蕊が見え始める。



完全に開いた。

15時頃 花が閉じ始めると同時に、雄蕊が雌蕊にくっついた!


実は、この瞬間が一番撮りたかった。

様々な本やネットの記事に「オオイヌノフグリは花を閉じるときに蕊同士がくっついて自家受粉する」と書いてあるのだが、実際にそれを自分で目の当たりにしたことが無かったのだ。

花が閉じる様子を観察した経験は過去にも何度かあるが、その時は完全に蕊がくっ付きはしないまま花が閉じていたので、果たしてその情報が本当なのか疑いそうになっていたくらいだ。


どんどん閉じる



16時頃  花が完全に閉じた。



オオイヌノフグリが開花しきってから閉じ始めるまで5時間ほど猶予があったので、その間にコナラのドングリを採集しに行くことにした。

今、ドングリの芽生えを撮影中なのだが、その個体の撮影が失敗したときの予備を用意するためだ。

時期的なもんだもあり、見つかるのは水を吸いすぎて腐っていたり、カビで中身がぐちゃぐちゃになったドングリばかり。流石にもう発根して間もないドングリは見つからないのかなぁ。

落ち葉を夢中になってかき分けていると、足元に何やら違和感。

視線を移すと、靴の上をヤマビルが這っていた。

流石にまだ活動時期ではないと油断していただけに、ちっちゃい絶叫が出た。

僕はヤマビルが苦手で、どうにも慣れない。

この世に居なくなって良い生物なんて存在するわけがないと理屈ではわかっていても、ヤマビルだけは居なくなってほしいなんて思うことがある。

近所の野山でも、少し日当たりの悪い場所に行けば意外と多いので、こいつの活動シーズンになってくると必然的に僕の活動範囲はヤマビルを避けて狭くなる。





 
 
 

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