意識する
- 景山陽
- 2024年2月3日
- 読了時間: 2分
最近、休眠に入っている種を発芽させる方法を確立しつつあるので、これを機に、様々な雑草の種を採集して芽生えを撮影しておこうと思う。
種をジベレリン水溶液で処理すれば、植物の種類にもよるが、大抵の種は二週間もあれば発芽してくれるのだ。
種を採集しに向かった先の公園で、梅がたくさん咲いていた。

僕の住んでいる地域は、梅が有名だ。
もともとこの地域一帯は養蚕が盛んで、桑畑が広がっていたらしいが、養蚕が廃れていくにつれ、桑畑が使われなくなり、その代わりにウメを植えたらしい。
どうせなら花だけではなく、梅の実もちゃんと撮影しておきたいが、ある程度まで踏み込んで撮影するとなると、農家の人と知り合いにならなければならないので、ハードルが高い。
これは梅だけではなく、野菜なんかの農作物にも言えることだ。
少し前に人から聞いた話によると、野菜や果物は、自然と触れ合う機会が少ない現代の子供にとって最も身近な植物なので、子供向けの本では人気なのだそうだ。
どうにかして僕も、その分野を踏み込んで撮影できるつてを作りたいものだ。
しかしそのためには、いつものように人目を避けるようにフィールドを歩くのではなく、畑の周辺を歩いてみたりなど、農家の人と顔見知りになれるような生活を何気なしに意識しなければならないのかもしれない。

蕾もまだ半分ほど残っているが、ほとんどがほころび始めていた。
よくみると、葉痕が顔に見えるのがわかるだろう。

快晴だったので、二月分のクヌギの定点撮影をしておいた。
あとは3月分の撮影をすれば、クヌギの定点写真は一年分そろったことになる。
欲を言えば、今月中か来月中に雪が降り、雪化粧のクヌギのカットを撮影したい。
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