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北へ南へ

  • 景山陽
  • 2024年5月19日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年7月27日

免許を取得してからというもの、もう1ヶ月半が経つ訳だが、未だに運転に対する苦手意識が拭えない。

苦手意識からか、車の運転から逃げ、原付で行動することがほとんど。


俺は、逃げ癖が付くと言うことは人生が不利に動くことだと信じてやまない。そこで、思い切って車で遠出し、少しでも運転を慣らすことにした。


当初は静岡にある富士花鳥園まで1人で行く予定だったのだが、友人が着いてきてくれることになった。

友人(ここではHとする)は富士花鳥園への経由地点である富士吉田に住んでいる。

富士吉田までは、原付でも一人で行ったことはなかったのでかなり緊張した。

友人H

ジーパンが脚のラインを主張していて、全体的にやや性的な存在だ。


富士花鳥園の温室 iPhoneで撮影


富士花鳥園に最後に行ったのは、10代の前半だったように思う。それ故に記憶は曖昧で、まともに残っていたのは高い天井からぶら下がる南国の花々の記憶だけ。

ぶら下がっているのは、ほとんどがフクシアという植物の花。巻いた花弁から垂れ下がる蕊が特徴的。

蕾はシンプルだがユニークな形だ。これが裂開して花が開くのだろう。


富士花鳥園では、多くのフクロウを見ることができる。

公式サイトによれば、30種類70羽飼育されているようだ。

上の写真はトルクメニアンワシミミズクの老鳥。

白内障で光を失った眼球は、去年の秋に死んだ老犬を思い出すのには十分であったし、ノリを原動力にしたこの旅行には似つかわしくないノスタルジアを感じ取ってしまった。



暴露する寸前のガーシーみたいな鋭い目付き。



グラン・ミラオス

100円で買える餌を持ってケージ内に入ると、手乗りインコを体験することができる。



アジサイの品種改良に力を入れているらしく、独自に改良されたアジサイが通路沿いに展示されている。

温室の外では、クリンソウが花盛り。

僕は普段、この手のスナップ的な植物写真をほとんど撮らないので、苦手意識がある。


若くして亡くなった写真家の木原和人氏は、写真集「光と風の季節」のあとがきの中で、「花の撮影が難しいのは、私たちは写真に本物以上の美しさを望んでいるから」だと述べている。

また、「無理に写真で美しく見せようとするのではなく、ものに感動したからこそシャッターを切るのだ」とも。


僕は花の美しさというものには差程興味は薄く、その生態が好きで撮っているので、花が刹那の瞬間に見せる美しさだとか、情緒的な様に心を打たれる…なんて経験が無い。そこがスナップ写真が下手な原因かもしれない。


ペンギンの鳴き声を初めて意識して聴いた。

かなり野太い声で鳴く。


お土産に缶バッチを買った。カメラバッグにくっつけてデコる予定。



帰宅後、今度は原付で韮崎へ向かった。

数日前から定点撮影しているホオノキの蕾を撮影するためだ。正直、静岡から帰宅した時点で目がしょぼ付く程度には疲れていたのだが、気合いで体を動かした。


依頼を受けたり強制されて写真を撮るというのは、言ってしまえば頑張れて当然の状態。人は強制されたら努力できる生き物だから。

しかし、そうして心の勇んだ時のみ撮るだけではなく、強制されなくともただ好きで写真を撮ることも植物の生態写真には必要だと思う。


左が2日前で、右が今日撮影した蕾。

このまま開花まで撮影し、雌しべ、雄しべと順に成熟していく雌性先熟の生態を撮れたら理想的だ。

不安のなのは、開花と雨の日が重なって花が散ってしまうことだ。

 
 
 

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