冬を忍ぶ
- 景山陽
- 1月8日
- 読了時間: 1分
数日前から両親が熱を出して寝込んでしまった。インフルなのかコロナなのかはわからないが、同居している僕に感染するのも時間の問題だろう。母親なんか、高熱で幻覚を見ているのか、意味不明なことを口走るので全く意思疎通ができない。母親は高熱を出すといつもこうなのだ。
話しかけたら「河童がヌメヌメしているからそっちに行くと涼しい」と言っていた。

日陰でスイカズラの葉を見つけた。スイカズラは冬でも葉っぱを落とさないんだなぁ。

こちらは日向に生えていたスイカズラ。日陰に生えていた個体と違って、葉っぱがくるりと巻いている。
スイカズラは、漢字で「忍冬」と書かれることが多い。葉をくるっと巻いている仕草が、厳しい冬を耐え忍んでいるように見えるからだろうか。
もしこの葉を巻く仕草が寒さを乗り切るための工夫なのだとしたら、なぜ気温の低い日陰よりも、気温の高い日向の方に葉を巻いている個体が多いのだろう?
もしかしたら、日が良く当たる場所の方が日陰よりも夜間の放射冷却が起こりやすく、冷え込みがより厳しくなるからかもしれない。
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