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中に2つ

  • 景山陽
  • 2024年12月11日
  • 読了時間: 1分

オオオナモミの実を真っ二つに割ってみた。

1つの実の中に、種が2つ入っている。

この種は、それぞれ時期をずらして芽生えるようになっている。

まず、1つ目の種が芽ばえる。

もし、1つ目の芽生えが虫や病気にやられて芽が枯れても、また時期をずらして2つめの種が芽生える。

そうやって、芽生えの時期をずらすことによって、一度に死滅する確率を下げることができる。


オオオナモミの実は、かなり硬い。

ひっつき虫の中ではかなり丈夫な方で、裸足で踏んづけようものなら血が出る。

撮影用の断面を切るのには剃刀を使っているが、そのままだと硬くて刃を通さない。

力任せに切ることは一応できるが、力を入れた反動で、実のトゲがぐちゃぐちゃに曲がってしまう。

そこで、2日ほどたっぷり水を吸わせてやると、刃がすんなりと入るようになり、実の形を崩さないまま切断できる。

また、水を吸うことによって種の中身も膨れるので、乾燥している時よりも新鮮な断面が撮影できると思う。


これは、特別硬い実に限らず、植物の種全般にも使える方法だ。




 
 
 

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