一本木
- 景山陽
- 2024年9月11日
- 読了時間: 2分

田んぼを一枚挟んだ場所に、一本木を見つけた。コナラかと思ったが、画像を拡大すると葉がやや長い気がするのでクヌギかもしれない。
クヌギの一本木は近所に立派なものがあるので四季の変化を定点撮影したことがあるのだが、コナラの木はまだ定点撮影したことがない。
どんぐりと言えば定番はコナラなので、クヌギよりもコナラを優先して撮影したいのだけど、コナラの一本木が中々見つからない。
そもそも、コナラに限らず、定点撮影に理想的な条件の揃った一本木なんて、県内に数本あるかどうか…
定点撮影するにはまず、背景が抜けてなければならない。そして、広角レンズで見上げるように撮影する場合は、なるべく木の傍まで近づけるような場所に木がなければならない。
上の写真は背景の抜けが悪いが、自分が木に近づいて見上げるようにして撮れば背景の大部分を空が占めるようになるので問題ないだろう。
しかし、木の周辺は田んぼに囲まれているのでそもそも撮影できるポジションが限られる。
運転中に良い木を見つけたと思って立ち止まってみても、いざ近づいてみるとこんな場所ばっかりだ。

クズの花は今が最盛期だろう。
寄りの写真と引きの写真を撮っておいた。
こういう時、カメラの中でカスタムで設定したアスペクト比で撮影できるようになって欲しいと思う。
OM-1だと、16:9の比率のアスペクト比はテンプレートとして存在するのだが、さらに細長い1:2.5等のアスペクト比は存在しないし、カスタムで設定もできないのが不便だ。

キンエノコロの穂に抜け殻がぶら下がっている。

すぐ隣の穂ではちょうど脱皮中のカメムシが。
抜け殻の正体は、クモヘリカメムシの脱皮殻だった。

こちらでは針状の口を実に刺して汁を吸っている。しかしエノコログサの剛毛と口が同化してしまって分かりにくい。もう少し拡大して撮ればわかりやすかったか。
どの昆虫にも言えることだけど、昆虫の口をちゃんと映すというのは意外に難しくて根気がいる。
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