蜜腺
- 景山陽
- 2024年4月17日
- 読了時間: 2分
昨日のタンポポ撮影の疲れが溜まっていたのか、起きたのは9時過ぎ。
バイトが始まる前に、せめて1枚でも良いからなんかしらの写真を撮らねばと外へ飛び出した。
畑に着くと、1か月前までオオイヌノフグリ群落だった場所を覆い尽くすようにカラスノエンドウが立ち上がり、群落を作っていた。
カラスノエンドウと言えば、花の下に蜜腺を持っていて、昆虫たちが蜜を舐めに来ることで有名だ。

早速、クロヤマアリが蜜腺を舐めに来た。

カラスノエンドウに限らず、ヘチマなんかもそうだが、蜜腺から蜜を出すことで植物体をアリにパトロールさせ、植物にとっての害虫を撃退させる植物が一定数存在する。
植物がそれを意識してやっているとは言えないけれど、結果的に植物の都合の良いようになっているのが面白い。

梅の実が大きくなり始めている。
上の写真のような青梅に、病気でカビが生えることがあるらしいのだが、未だにそのような状態の青梅を見た事がない。
もし見つけたらぜひ撮っておきたいのだが。

既に色づき始めている実もあった。

壁に埋め込まれた排水用のパイプ。
なんとなく中身を覗いてみると、ニホントカゲもこちらを覗いていた。
僕は普段から植物を中心に撮影しているので被写体が逃げるようなことは殆ど無いけれど、爬虫類みたいな敏感ですばしっこい奴らをメインに撮っている人達は、相当苦労しているんじゃなかろうか?
植物写真は、そういう意味では気楽だ。
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