蕊が
- 景山陽
- 1月1日
- 読了時間: 1分

定点撮影中のソメイヨシノは、すっかり冬枯れ。
来月頃に雪がどかっと積もってくれれば、冬のカットは完璧なのだが。
うちの近所にしては珍しく、ツバキの咲いている公園を見つけた。
咲いていると言っても、植えられているのは2株だけ。
ツバキとサザンカの違いは、慣れてしまえば一目瞭然。けれど植物に興味が無ければ区別がつかない人の方が多いだろう。
サザンカは、雄蕊が放射状に広がる傾向にあるのに対して、ツバキは雄蕊が広がらずに花の中で直立するような体勢をとっている。
サザンカもツバキも、蕊の根元に蜜が湧き出ているのだが、サザンカの方が蕊が広がっている分、蜜を観察しやすい。

ツバキの花は直立した蕊の中心に鳥が嘴を差し込めそうなスペースが空いており、いかにも鳥媒花って感じの花の構造だ。
この穴に口を差し込めば、ほぼ確実に嘴に花粉がくっついて運ばれることだろう。
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